10月8日を東洋の日に
                                     内科医  納  利 一  (69歳)
 ザ・バンク 堕ちた巨像が上映されている。国も会社も個人もすべてが借金に支配される
西洋的な競争社会の延長線上には未来がないことを物語っている。人類社会を健康に永
続させたい。どう考え、どうしていけばよいか。
 古代シナと江戸日本すなわち東洋の歴史と古典にそのヒントがあるのではないか。現在
の人間は百年後にはほぼ全員過去の人となる。明日の社会の健康を願っての「ひとづくり」
が今日の社会の最も大切な仕事である。医療の目的は現在および未来の健康である。鹿
児島漢方の集い(実行委員長 神田橋條治)では、医療人の健康観が健康になれば、医療
が健康になり、医療の健康から人類が健康になることを期待する東西統合医療ひとづくり宣
言を採択した。
 東洋的健康観が世界に普及すれば人間、社会、自然が調和して東西和諧の地球的調和
時代が実現していくのではなかろうか。
 東洋的健康観の普及のために10月8日を東洋の日と定めたらどうか。10(トウ)と8日(ヨウ
カ)でトウヨウとなる。この日から1週間を東洋週間として漢方の集いなどもこの頃開催すれ
ば効果的であろう。
                                          2009(平成21)年5月6日
  この文章が生命科学振興会のライフサイエンス35(3)(平成21年7月発行)に掲載されました。
                東西統合医療ひとづくり宣言
                東洋医学的健康づくりの実践的研究