| 「チ ー ム ボ サ ツ」 に な り た い |
| 内科医 納 利 一 59歳 |
| 「雨ニモマケズ・・・アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ・・・ |
| 東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ・・・ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモ |
| ノニ ワタシハナリタイ」。宮沢賢治の詩である。ボサツ(菩薩)とはサウイフモノであろう。 |
| 内科医の仕事は人生の応援、私たち内科医はボサツのような存在であるべきであろう。 |
| しかし私たち凡人の一人ひとりがボサツになろうとしても不可能なことである。しかし職員 |
| が努力し合い、同業者が、異業種の方々が仕事を分担し、力を合わせることによって、 |
| チームとしてボサツになることは可能であろう。 |
| チーム医療、連携医療、地域完結型医療などという言葉をよく耳にするようになった。 |
| 来年四月にスタートする介護保険や日本の誇る国民皆保険などを活用しながら、私た |
| ち保健、福祉、医療に携わる者たちは「チームボサツ」になりたいものである。 |
| 1999年 平成11年2月25日 南日本新聞「ひろば」 より転載 |
| むらまちづくり甲突川 |