| 地球的調和は小国日本から |
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内科医 納 利 一 (66歳) |
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| 国のリーダーが変わる。国民はどのような国づくりを目指し、どのようなリーダーを |
| 望んでいるのだろうか。 |
| 世界戦争の時代に対応するための国づくりを目指したのが明治の日本であった。 |
| 40年目に日露戦争に勝ち80年目に日米戦争に負けた。戦争しない国になって60年。 |
| 戦争のない世界づくりの先頭に立つ国となった。 |
| 国の健康は世界の健康の中にある。戦争は世界の病気である。人間の健康は社 |
| 会の健康。自然の健康は、すなわち地球の健康に中にある。この地球を生物をはぐ |
| くむ星として永続させたい。この人類共通の願いを実現していくために人類社会は地 |
| 球的調和時代へと進化すべき時にきている。 |
| 田中彰さんは、「小国主義ー日本の近代化を読みなおす」(岩波新書)で「小国主義 |
| を堅持することは今を生きる日本人としての責務である」と述べている。 |
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南日本新聞 「ひろば」
2006(平成18)年 より転載 |
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