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| 東日本大震災から1年が経過しましたが、被災地からの情報によるとその復興ま |
| でにはほど遠い現状のようです。政治・経済・産業も相変わらず混迷のままであり、 |
| 若者をはじめ多くの人びとが将来に対する希望や展望を描きにくくなっていること |
| も事実です。 |
| しかしながら、わが日本はこれまでもさまざまの苦難に出会い、将来への厳しい |
| 予測も度々されたりしながらも、それをどうにか乗り切ってきました。それについて |
| 一つの方向性を示してくれるものとして、祖先が守り育て今に伝えられた古典に注 |
| 目しました。そこには、現代にも通ずる普遍的で珠玉の智恵がありそうです。 |
| 私たちの「三方限古典塾」はこの４月で６６回を迎えます。これまで、人生指南の |
| 書として読みつがれ西郷隆盛も座右に置いた佐藤一斎の「言志四録」、中国の洪 |
| 自誠の「采根譚」等を学んできました。６５回からはなじみやすい吉田兼好の「徒 |
| 然草」に取り組んでいます。 |
| 読み合わせてその意味などを確認した後、現実の課題に引き寄ながら、考え方 |
| の基本をどこにおき、何を価値ある大切なこととするか、それを次の世代にどう伝 |
| えていけばよいのかなど、みんなで意見を述べながら理解を深めています。 |
| 申し込みも不要、出席と欠席はいつでも自由の気ままな会です。陽気もよくなっ |
| てきました。月一回の夕刻、皆様の参加をお待ちいたしております。なを、毎月の |
| 学習内容は、下記の「ホームページ」に掲載しております。お見通しいただければ |
| 幸いです。 |
| http://www.koutukigawa.jp (甲突川健康新聞) |
| 平成２４年４月１日 塾長 別府 義昭 |
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