希 望 の メ ッ セ ー ジ を 送 ろ う
                               内科医  納  利 一 (49歳)
 平成元年二月九日に他界されたマンガ家手塚治虫氏の「ガラスの地球を救え
ー二十一世紀の君達へー」が四月三十日出版された。「もしも、あなたの命があと
一年なら・・・」いったい、あなたは何をするのでしょうか。「もしも、あなたの子供の
命があと一年なら・・・」いったい、あなたの子供に何をさせてやりたいでしょうか。
過去の人となられた手塚治虫氏から、現在の私たちへの、未来の人々への
「希望のメッセージ」の一節である。
 すでに亡くなられた過去の多くの方々とこれから生まれてくる未来の多くの
人々との間で、つかの間の現在を生かされている私たち。私たち一人ひとりが
過去の「いぶき」を未来へ伝える「かけはし」であるといえよう。
 日ごろの言行を通じて、明日の世代へ「希望のメッセージ」を送り続けること
が私たちにできる最大の奉仕活動であろう。過去に感謝しつつ、未来に夢を託
しつつ、未来から感謝してもらえるような現在を歩いていきたいものである。
           1989年 平成元年7月31日 南日本新聞 「ひろば」 より転載
甲突川希望のメッセージ